SSブログ
※貼付された画像はクリックすると拡大できます。

聞き手は情報を得ると同時に楽しみたいと思っている [本]

 「スティーブ・ジョブス
  驚異のプレゼン
  人々を惹きつける18の法則」[日経BP刊]

 この本を読んだ。
 プレゼンの勉強になったし、ジョブスのプレゼンが魅力的な理由が分かった。

 本を読みながら、残念なプレゼンを思い出していた。
 前の会社での話。年始、年末、会議にて聞かされていた社長の演説。(そうかプレゼンではなく演説か。)
 聞く事が苦痛で時間が浪費されるばかりで、終わった後に何かが自分に残ったことがなかった。(15年居て、何も心に残っていない。愛社精神がない?そうかも。)
 30分から1時間におよぶ話を立って(入社10年くらい、後に座って)聞かされたうんざり感は未だ覚えている。

 だから、この本を読ませたいと思った。当時この本があったらこっそり机の上に置いて来たかもしれない。(まあ、社長室に入ることは難しいのだが)

 それとは別に、自分でもプレゼンというか稟議を提出することが多く、なんで分かってくれないんだ!と苦労したことも思い出した。たいてい私の説明不親切がもたらしたものなんで、鍛えられましたが。

 そんな記憶と対比しながら本を読んだのです。いや、すごいね、ジョブス様。
 プレゼンというかエンターテーメントだよ、これは。

 今までの自分のプレゼンをこの本の視点で採点すると該当なし近かった。そりゃー、プレゼンする内容も対象も違うから単純に比較はできないけどね。
 気になった言葉を羅列。自分の感想も書いておく。
・紙と鉛筆でアイデアをまとめる。
 私はいきなりパワーポイントかVISIO立ち上げていました。
・「大事な情報を伝える方法として箇条書きは効果が小さい」
 えー、だって箇条書きで示せって教えられたよぉー。
・パワーポイントのテンプレートを捨てよ。
 あれは箇条書き主義テンプレート。便利なツールが、プレゼンの向上を阻害していた?
・「なぜ気にかける必要があるのか?」まずそれを説明せよ。
 自分の話を聞かなければならない理由をまず説明しろということだ。
 俺は社長だからとにかく話を聞けではいかん。
・「洗練を突き詰めると簡潔になる」
 言葉を尽くすというのは、たくさんしゃべるってことではない。
・練習、練習、練習。台本を捨てて、読むのではなく聴衆に語れ。
 自分の言葉で語っていなかった。誰かが書いた原稿を棒読みだった。だから伝わってこないのね。

 このような重要な「教え」がジョブスの講演などの実例を交えて説明されている。
 巻末には講演のビデオが見られるようにYouTubeなどのリンクあり。動画では、身振り手振り、話し方、間などが良く分かる。

 また、テクニック的な事ばかりでなく、心がけみたいなものが説明されている。情熱を持って伝えよとか、プレゼン自体を楽しめとか。だから、プレゼンのテクニック書だけではなく、ジョブスという人を知ることができる本になっている。

 ちょっとプレゼンやってみたくてウズウズしている。案外目立ちたがりなのかしら?
------

nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。

Facebook コメント

トラックバック 0

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。