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信州信濃の新蕎麦よりも・・・ [食]

 「信州信濃の新蕎麦よりもわたしゃあなたの傍がよい」なんて都々逸がございます。
 蕎麦ってやつぁー、空気を吸い込みながら啜って鼻から抜くように食べると香りと味が最高に楽しめるなんて言う、ちと小難しいところがある。ん。
 ザルとかモリを注文すると、スノコの上に(こーんな風に)うすーく広げられて出てくる。なんだよ、はげ頭を薄毛で隠しているみてーじゃねーか、と。ん。
 んだから蕎麦屋はかったくるしくてね。蕎麦食うんだったらオイラは立ち食い蕎麦にする。ん。
 自販機で「かき揚げ天」のチケットを買って。ね。おばちゃんにチケットを渡しながら「蕎麦で」と伝えた後に「コロッケも乗っけて」と小銭を渡す。
 乗っかっているコロッケを、(扇子を箸に見たてて)丼の底の方に沈めてね、(扇子を口の方に持ち上げ)
ずずずーーー
ずずずずーーーずーー
ず、ずずずずずーーーーーーっ
と蕎麦を啜る。
これがうまい。ん。

 と、慣れぬ落語調は疲れた。いちおう古今亭志ん朝さん風だったのよ。続きはいつもの調子でいきます。

 そんな蕎麦の味が分からない私を変えたお店があった。東京世田谷は二子玉川の「そばバリュー」である。ここで食べた蕎麦は、蕎麦の香りと甘みがしっかりあった。手打ちではないけど、それがどんだけエライの?と思わせる蕎麦だった。新蕎麦の美味さというのも初めて体感できた。何より、盛り加減が凄い。ええ、こんなに食えないよ!と最初は驚くが、ぺろっと食べられちゃう。ん。(落語調の余韻が)

 蕎麦開眼。蕎麦見直しました。そういう体験だった。

 その店で覚えた蕎麦の食べ方がある。以下、列挙。
 ・丼に蕎麦をがつんと盛って、ダシを好きなようにかけながら食べる。
  讃岐うどんでいうところの、生醤油うどんの食べ方だ。
 ・納豆蕎麦。これは日常食として定着。
 ・油蕎麦。ブログ書きながら思い出した。

 この「そばバリュー」体験後、蕎麦をフラットな気持ちで見ることができるようになった。
 信州で食べた蕎麦、美味かったですよ。わたしゃ新蕎麦がいい。
 格調高い蕎麦屋で天ぷらと盛り蕎麦を賞味するも良し、立ち食い蕎麦にトッピングたっぷりで食べても良しと、なんか蕎麦の懐の深さを知ることができて良かったな。
 いろいろ違って楽しいじゃないですか。

 てなわけで、あっしの蕎麦開眼の話、いかがでした。
 「おめーの長い話聞いてたら蕎麦が伸びちまったよ?」
 お後がよろしいようで。(これオチか?オチテルか?)

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予告
 蕎麦についてはこの投稿含めて3部作構成となりまする。
 次回は納豆蕎麦、最後が油蕎麦となります。
   
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