野菜刻んで刻んでパスタ

　全然献立が決まらなかったのに、台所に立って作り始めると、閃いて、事無きを得ることがある。ほんでもって閃くままに作ると傑作をものにすることもある。今日はそんな日だった。




　一品（写真右）はセロリを買ったときから決まっていた「セロリコ」スパゲティ。セロリの柔らかい葉を使ったもの。セロリはとにかく小さくみじん切りに。これポイント。大きいと麺との絡みが悪いのと、舌触りがよろしくない。味にも影響します。で、オリーブオイル、ニンニク、パセリ、塩、胡椒が材料。これシンプルなんだけど、クセになる旨さ。セロリ偉いわ〜、と驚く。

　もう一品(写真左)は独創的。ほうれん草と黒ごまのスパゲティ。
　ほうれん草をさっとゆがいたものを、細かく細かく刻む。それをオリーブオイルで炒め、擂った黒ごまと和えて、塩、胡椒で味付けしたもの。そんだけ？そんだけ。なんつーか、旨かった。
　ほうれん草がたっぷり入って、ポパイスパゲティーという名が合いそうな、そんな奴。

　いずれも野菜を刻んで刻んで刻むぅ〜♪がポイントです。（あの歌の替え歌を歌いながら刻むと吉)

　たぶん、野菜の力があって、それが旨さになったのだと思う。

　本日の裏設定は、野菜のみで構成する、だったのですが、そういうテーマというか縛りが新しい発想を生むこともあるのね。敢えて、自由を捨てて、不自由の中で考えることも大切なんではなかろうか？

　野菜を刻んでて思ったんだけど、スパゲティって春が似合うね。

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