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赤飯は加速する [食]

目の前に御重一杯にぎゅうぎゅう詰まったお赤飯。
食べて食べてと呼んでいる。
もう目が離せない、つまみ食い。ついつい手が出る。パクリ、パク、パク、モグモグ、モグ。
いかん、止めねば。I can't stop〜赤飯が止ま〜ら〜な〜い♪

というわけで、赤飯についてのお話です。

赤飯が好きだ。というより豆ご飯全般が好きだ。
黒豆、グリーンピース、枝豆もうまいが、やっぱり赤飯が一番だ。

[至福の赤飯]
赤飯を食べると一口ごとに加速され一杯、二杯、三杯(!?)と食べ続けてしまう。お椀から、御重から、釜から無くなるまで食い続ける。
餅米をモギュモギュと噛みしめると、わずかな塩味と豆の味と香りが広がって・・・。嗚呼。この食感を持続するために次々と口に入れる。至福の時である。加速装置が入る。(奥歯で)カチっ。
危険な食べ物である。

赤飯

[赤飯ゴマ不要論]
ごま塩をかけるのは好きではない。塩を入れて炊いたのが好き。
黒ごまはパス。かけるなら、白か金ゴマだ。
滅多にかけないゴマに手を出していたら、それはおいしくない赤飯だからだ。
赤飯に誤摩化しは効かない。(←意味不明)

[赤飯おかず不要論]
さらに、だ。赤飯におかずはいらない。
実家ではゴボウキンピラが定番。
あ、でも。あればおかずも食べますよ。

[赤飯を巡る自分史]
こんだけ大好きな赤飯だが、自分で作ったことはない。
もっぱら、買うか作ってもらう。
コンビニ赤飯でも良い。こと赤飯に関しては許容範囲が極めて広い。

実は、私が赤飯狂を自覚したのは、女房の指摘が発端である。それまで赤飯好きな自分を自覚していなかったのだ。
実家に帰省すると赤飯を炊いてくれる母親が待っている(T_T)(美談だ)。
誕生日でもなんでもない日に赤飯があるのを、女房は珍しく感じていたらしい。母親の愛?と勘違いしていたかも。
私には、普通の日に赤飯があるのは当たり前であったし、母親にとってはこれ(赤飯)で済むなら楽程度に思っているようだ。
けっして料理好きな母親ではない。
むしろ、面倒だから(私が口うるさかったからか?)自分で作れと投げる人なのだ。
おかげでこんな料理好きの男になりました。

[感謝]
後日、女房は赤飯を自分で炊いた。偉いっ。
食べている途中で「おまえは赤飯ラバーだ!」と言われた(かなーり話を捏造)。そして、自分が赤飯ラブであることを自覚したしだいである。
知らぬことは恐ろしい。いったいぜんたいどれほどの赤飯ラブ光線を巷で発散していたのであろうか。
それにしてもありがたい女房である。感謝。

で、実家にて「俺が赤飯好きなの知ってた?」と母親に聞いたら「そうだっけ?」てな程度であった。
本人も周りも自覚がない。ま、こんな家系である。

閑話休題

[赤飯の製法 蒸すvs炊く]
赤飯の製法は[蒸す or 炊く]とあるが、私は炊く方が好き。
蒸す=コワい、というイメージがあるのだ。

[赤飯 茨城弁講座]
ちなみに、コワい=こわい=硬いの意。
茨城弁では「こわい」はとても疲れた、固いの意味。
「今日はえらいこわい」とは「今日は非常にとっても疲れました」の意味。けっして、鬼やお化けに会ったので怖いいうわけではない。たぶん。

話を戻す。
[蒸し直してどうぞ]
親父の実家の竃かつ薪で蒸した赤飯は少しコワくて、食べづらかった記憶がある。蒸す赤飯を敬遠するのは、それが原因だろう。
餅米は、表面の固さと中の弾力がポイントだ。噛むと、プチッとして、モギュッとするのが良い。擬態音ばかりできっと伝わらんな。
でも、コワい赤飯は蒸せばうまい。
赤飯はたくさん炊いて、翌日まで残して、蒸し直して食べるのもうまいのだ。が、残すのは断腸の思いなのだ(そんなにか?そんなにだ!)。残すならば、私の胃袋限界を超える量を作らねばなるまい。

[赤飯豆含有量問題]
赤飯の豆含有量も問題である。
ササゲ一粒に対して米何粒なのであろうか?写真のはちょっと少ないように思う。これも難しい問題である。

[赤飯うんちく話]
赤飯に使う豆って?
それはササゲ(大角豆)。アズキ(小豆)だと思っていたのだが、どうやら武士の風習でササゲを使うらしい。
いわく、「アズキは煮ると皮が破れやすい(腹が切れる=切腹に通じる)」が「ササゲは煮ても皮が破けない」とのこと。
ご苦労なことである。
故に、現代ならアズキでもササゲでもどっちで作ってもいいはず。

・・・・・・えーと。

[オチるか?]
赤飯を綴るだけで、この文量。
ことほどさように赤飯は加速するのである。(オチついた)

赤飯は何も特別な日だけの食べ物にあらず。日常食にしましょう。

「赤飯振興協会」より(嘘ですよ)。

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