ウルトラセブン45th

行ってきました。これは日本橋三越（会場）に向かう地下鉄の連絡通路で撮影したものです。良いっ。大変に良い。これを見たらテーマソングが思い出され、脳内で歌いながら（「セブン、セブン、セブン♪」声に出してないよね？）会場に向かいました。

　『アイスラッガーの衝撃。
　エメリウム光線の電撃。』
　うむ、確かにやられちゃいました。

　ウルトラセブンって昨年(2012年)に45周年を迎えたんだそうな。ということは私より一つ年上ね。ということは私は初回放送は見てないんだな。ああ、再放送が見られて良かったよ。

　デパートの展示なんですけど、安心の展示構成。プロップがあったり、スケッチがあったり、その傍でDVDが再生されていて、実物とドラマの中での使われ方が対比できるというしくみになっている。DVDを見ちゃうから、先に進めないっ。(^ ^;
　懐かしのシーンが次々と出てくるが、たぶん当時の記憶ではなく、成長とともに何度か見たシーンが記憶に根付いていると痛感。いま全編を見直せば、きっと違う感動があるだろうな（DVDボックス発売されてますね・・・)。

　展示を見ながら思ったことは、ウルトラセブンは大人のドラマだなということ。毎回のテーマも重厚、深淵。演出も特撮の限界を押し広げつつ、人間をきっちりと書いている。ウルトラシリーズ＝子供向けなんて思っちゃあかんよ。子供をお子様扱いせずにメッセージを伝えるのは良い事だなと思った。

　とにかく、アンヌ隊員（ひし美さん)が可愛い。スチル写真を見るだけでも行く価値ありです。

　えっと。ずらりと怪獣、宇宙人が並んでいますが、残念ながら当時のものではない。でも、それらを見るとストーリーが蘇っちゃったりして、記憶が走馬灯のように巡るのであった。
　そうそう、カプセル怪獣のカプセルは５つあったけど3体だけ使われたと初めて知った。
　メトロン星人と対面したんだけど、意思疎通できなそうな感じだった。でも、きっとちゃぶ台挟めば話もできるだろう。

　会場は撮影禁止。唯一の記念撮影場所があって、歴代のセブンが並んでいる。えーと、初代以外全員知らん。



　居並ぶ面々を見て思ったのだが(左が初代ウルトラセブン)、初代以外は顔つきが正義の味方じゃないんだよね。つり目だったり、肩が尖っていたり、なんか慈悲が感じられない。こんな顔つきで怪獣や宇宙人をやっつけちゃ嫌だなと思った。最初のデザインがもの凄いことを実感。
　ウルトラマンだけではなく、仮面ライダーなどもそうだけど、その名を冠してリニューアルを繰り返してますよね。なんだか、おじさんは寂しんだ。でも、きっと、それは最初に知り感動したものを大切にしたいからなんだろうと思う。
　だから、私は、他のセブンには申し訳ないけど、初代のセブンにだけ「ありがとう」と伝えて会場を後にしたのでした。

開催情報はこちらのリンクをどうぞ。
生誕45周年　ウルトラセブン展

　実はメトロン星人とはちゃぶ台を挟んで対談したことがあるのだ。
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